Renaissance(ルネサンス)とは、14世紀にイタリアで始まった「文化の再生・復興」運動を指します。
当時、疫病の大流行や飢饉。百年戦争などの戦乱で人口は激減。社会全体が危機的な状況に置かれる中、人々は生と死について深く考え、いかに生きるべきかを強く意識するようになったといいます。そこで彼らが手本にしたのが、ギリシアとローマの優れた古典文化でした。その運動は大きなうねりとなってヨーロッパ全土に広がり、より優れた中心的価値観の誕生とともに、新しい時代を切り開いていったのです。
これというのは、年代や場所、起きている事象は違えど、まさに今の日本と重なる状況ではないでしょうか。長引くデフレ、迷走する政治、少子高齢化、深刻ないじめ問題、過労死、過疎化、企業の不正や無差別殺人など…
高度経済成長以降、明確な中心的価値観を見失った日本は、いつしか暗いムードに覆われ、長い停滞から抜け出せずにいます。もはやこれまでの延長線上で、同じような価値観・行動を繰り返していては修復できない状態です。
そんな中、令和という新たな時代を迎えた日本を、再び明るく輝かせたい。次の世代を生きる人たちが、誇りを持って生きられる日本を遺したい。そのような想いを込めて、新たな情報誌を発行する運びとなりました。
「Renaissance」では、感情や主観に偏ることなく、世界各国の歴史や政治、経済についてのデータや成功事例など。明確な事実をベースに、先人の叡智に学ぶことのできる紙面を、Webと連動しつつお届けしていきます。
新たな試みではございますが、多くの日本人に届いていきますよう、何卒、末長く応援していただけますと幸いです。